【統合失調症】

統合失調症は多彩な症状を呈しますが、幻覚と妄想は代表的な症状です。

『幻覚』とは実際にはないものが感覚として感じられることです。統合失調症で最も多いのは幻聴、つまり誰もいないのに人の声が聞こえてくる、ほかの音にまじって声が聞こえてくるという幻声です。幻声は命令してきたり批判してきたりします。「TVで自分のことを言っている」という訴えも日常よく耳にします。

『妄想』は被害的なものが多く、「自分を襲おうとしている」「自分への警告」「皆が自分をみている」など実際には起っていないことを自分と関連づけてとらえてしまうことです。「考えていることが声となって聞こえてくる」(考想化声)や「自分の考えが世界中に知れわたっている」(考想伝播)などがあります。

会話や行動にまとまりがなくなり、支離滅裂になってしまったり感情の動きが少なくなり、適切な感情が湧きにくく表情が乏しく硬いなど、相手との気持ちの交流が難しくなったりします。